- スティムシュアーとは
- スティムシュアーで脂肪を燃焼させる仕組み
- スティムシュアーで施術できる部位
- スティムシュアーで期待できる2つの効果
- スティムシュアーで筋肉増強することで基礎代謝が向上
- 効果が出るのはいつから?施術回数は8〜12回が目安
- スティムシュアーの2つのメリット
- 検査から治療・術後までの流れ
- スティムシュアーの副作用・リスクと注意点
- スティムシュアーの施術を受けられない方
- 料金
スティムシュアーとは
スティムシュアーは、サイノシュア社が開発した医療痩身マシンで、短期間での集中的な効果を提供します。
このマシンは2つのパッドを使用して電気信号を筋肉組織に伝え、筋肉の増強を促進します。増強された筋肉は基礎代謝を向上させ、同時にボディラインを整える効果が期待されます。ジェルなどの塗布が不要で、横たわった状態での施術が可能なのがスティムシュアーの特長です。
これにより、普段運動が不足している方や、妊娠・出産によって筋肉量が減少した方、加齢によって筋肉が落ちた方など無理なく筋肉を増やすことができます。
スティムシュアーで脂肪を燃焼させる仕組み
スティムシュアーは、骨格筋に働きかけ、脂肪を燃焼させる仕組みを採用しています。
骨格筋は中枢神経を介して脳から指令を受けて収縮する筋肉であり、スティムシュアーはこの脳からの指令と同様の刺激を骨格筋に与え、筋繊維の収縮を促進します。
実際に筋トレを行うときと同じような効果が期待でき、筋肉の増加により脂肪が燃焼しやすくなる仕組みです。
スティムシュアーによる筋肉の収縮の強度や回数は、信号の周波数をコントロールすることで調整可能です。これにより、個々の状態に合わせてプログラムを作成できます。
また、骨格筋は「速筋」と「遅筋」の2つに分類され、それぞれ異なる特性を持っていますが、スティムシュアーはこれらに適した周波数で設定ができます。
スティムシュアーで施術できる部位
スティムシュアーの施術可能な部位は以下の6つです。
- 二の腕
- 腹部
- お尻
- 太もも・内もも
- 裏もも
- ふくらはぎ
スティムシュアーのヘッド部分の面積が小さいため、小柄な女性でも2つのパッドを隣接して配置することが可能です。
腹部の治療時には、上下にパッドを配置することで縦に長い腹直筋にも対応できます。
スティムシュアーで期待できる2つの効果
スティムシュアーには以下の2つの効果が期待されます。
鍛えたい筋肉を効率的に鍛える
スティムシュアーは、特定の部位の筋肉を集中的に鍛えることができるため、筋力が衰えている部分や脂肪が気になる部分、例えばふともも、ふくらはぎ、お腹、二の腕、お尻などを重点的に刺激できます。通常のトレーニングが難しい部分を効果的にアプローチします。
新陳代謝を高めて脂肪の燃焼を促す
スティムシュアーによる筋肉の増強は新陳代謝を活発にし、脂肪の燃焼を促進します。 これにより、皮下脂肪の燃焼が期待できるだけでなく、太りにくい体質への転換が見込まれます。また、肌のコンディション向上や血行不良の改善など、多岐にわたる効果が期待されます。
スティムシュアーで筋肉増強することで基礎代謝が向上
基礎代謝とは、臓器の動きや呼吸、体温の維持など、ヒトが最低限のエネルギーを得るために必要な機能を指します。
特にエネルギーを多く必要とするのは体温の維持であり、この役割を果たすのが筋肉です。したがって、筋肉量が減少すると基礎代謝が低下し、体温を一定に保つ機能が弱まり、その結果として脂肪が蓄積されやすくなります。
逆に、筋肉が増加すると基礎代謝が向上し、脂肪の燃焼が促進されると言えます。スティムシュアーを利用することで、辛いトレーニングを避けながらもベッドで施術を受け、筋肉量を増やすことが可能です。
血行不良の解消
冷えやむくみの症状の原因となる血行不良は、食生活の乱れやストレスなどに加えて、血液を送り出す筋肉量が不足していることも考えられます。
従って、スティムシュアーを利用することで筋肉量が増加すれば、血行が改善されると期待されます。
効果が出るのはいつから?施術回数は8〜12回が目安
スティムシュアーは1回の施術で即効性の効果を感じることは難しいです。
スティムシュアーの施術回数には個人差があります。引き締めたい程度や患者様の希望によっても異なりますが、一般的な目安としては、効果を感じるまでの施術回数は8回から12回が考えられます。
以下は、部位ごとのスティムシュアーの施術回数をまとめた表です。
腹直筋 (腹部の引き締め) |
8回 |
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お腹全体 (お腹全体の引き締め) |
12回 |
大殿筋 (ヒップアップ) |
12回 |
スティムシュアーは、1週間に1〜2回の間隔で施術を受けるのが一般的です。
スティムシュアーの2つのメリット
プログラムのカスタマイズで、バランスよく筋肉を鍛えられる
筋肉には、「速筋」と「遅筋」の2つの種類があります。遅筋は持久力を発揮するときに使用される筋肉で、酸素を使って糖質や脂質を燃焼させてエネルギーを作ります。 主にウォ-キングなどの有酸素運動をするときに使われます。 一方、速筋は瞬発的に大きな力を出す筋肉で、主に糖質をエネルギー源として利用し、遅筋とは異なり、この反応には酸素を必要としません。
理想的なしなやかな体型を目指すには、速筋と遅筋を均衡良く鍛えることが不可欠です。しかし、自己トレーニングでは得意・不得意な部位によって、筋肉の発達にばらつきが生じやすいです。スティムシュアーは、速筋と遅筋それぞれに特化した周波数での設定を詳細に調整できます。
複数の筋肉鍛えプログラム(ビギナー、スタンダード、プロフェッショナルなど)から選択し、強度と施術部位もカスタマイズ可能です。これにより、患者様の体型に合わせて最適なプログラムを効果的に設定し、まるでオーダーメイドのトレーニングを提供できるのが大きな特長です。
厳しい運動や筋トレが必要ない
スティムシュアーは、厳格な運動や筋トレが不要です。1回あたり20~30分ほどの施術を、横たわりながらマシンを身につけて受けることで、筋肉の引き締まりや痩身効果が期待できます。
治療の間隔も週に1~2回で、全体で6~8回ほどの施術を受けることができます。
また、ジムとは異なり、タオルや着替えの用意が不要で、美容施術のようにジェルなども不要です。施術を受けるハードルが低い点が、大きな利点と言えます。
検査から治療・術後までの流れ
1.カウンセリング・体組成測定
カウンセリングと体組成測定を通して施術部位を決定し、施術の注意点や施術後の経過の説明を受けます。
2.同意書記入
施術内容を確認後、同意書にサインします。
3.施術
施術は、ベッドに横たわり行います。施術を開始すると、施術部位にアプリケーターが装着され、その部分の筋肉が強く収縮します。
休憩なしで、筋収縮が最後まで続きます。
4.終了
アプリケーターを外して施術は終了します。
プログラムは、通常のスポーツジムで行う運動と同じく、「ウォームアップ」「アクティブフェーズ」「クールダウン」の三つに分かれており、施術時間はウエストやヒップが約30分で、範囲が比較的小さい二の腕・太もも(内もも・外もも)・ふくらはぎは約20分です。
施術後は特に制限がないため、通常通りの日常生活をおくることができます。
スティムシュアーの副作用・リスクと注意点
施術後には、以下のような症状が現れることがあります。副作用の報告はありませんが、異常を感じた場合は施術を受けた医療機関にご相談ください。
- 筋肉痛
- 一時的な筋肉の痙攣(こむら返り、筋クランプ)
- 一時的な関節または腱の痛み
- 局所の紅斑または皮膚の発赤
スティムシュアーの施術を受けられない方
- 発熱中の方
- 月経前後の方(施術により月経が早まったり痙攣が強くなったりする可能性があります)
- 金属または電子的インプラント、心臓ペースメーカー、植込み型除細動器、埋め込み型神経刺激装置、薬物ポンプを使用している方
- 悪性腫瘍がある方
- 出血状態にある方
- 癲癇(てんかん)の方
- 外科的処置を受けた方
スティムシュアーは厚生労働省未承認機器です。
医療機器の入手経路
入手経路は医療機関のドクターによるメーカーからの個人輸入です。
日本国内での承認の有無
スティムシュアーと同一の性能を有し日本国内で承認を受けている機器はありません。
諸外国における安全性等に関する情報
副作用の報告はありませんが、筋肉痛、一時的な筋肉の痙攣、一時的な関節または腱の痛み、局所の紅斑または皮膚の発赤があらわれる可能性があります。
費用
診察料(税込)
初診 | 3,300円 |
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再診 | 1,100円 |
費用(税込)
体組成測定 | 550円 |
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初回 | 1,100円 |
2回目以降 | |
筋肉調整が必要な方 | 3,300円 |
脂肪調整が必要な方 | 8,800円 |