頸が痛い・肩が痛い・上肢が痛い
このような症状でお悩みではございませんか?
- 肩が痛くて上に伸ばせない
- 夜中に痛みがひどくて眠れない
- 首が痛くて回らない
- 腕にしびれ・痛みがある
- 肘が痛い、違和感がある
頸の痛み、肩の痛み、上肢の痛みでお悩みの場合には、お気軽に当院へご相談ください。
頚・肩・上肢の痛みで考えられる疾患
頸や肩、上肢の痛みが起きる疾患は多岐にわたります。
肩こり
長時間のデスクワークや緊張などが原因で発症します。軽度のうちは休息や入浴、軽い運動で改善されますが、ある程度進行すると鎮痛剤を服用する必要があります。鎮痛剤でも治らない時はトリガーポイント注射が有効です。
頚椎症性神経根症(頚椎症)
加齢によって頸椎の椎間板や椎骨が変形してしまう疾患です。
首の痛みや肩こり、手足のしびれ、脱力感、痛みで寝れない、少し首を動かすと激痛が走るなどが生じます。
頚椎椎間板ヘルニア
加齢や姿勢の悪さ(猫背など)、スポーツなどが原因で発症します。骨と骨の間にある椎間板が飛び出すことで、周辺の神経が圧迫されることで、痛みやしびれが発生します。
神経根が圧迫されると、首、肩、腕にも痛み・しびれが起き、脊髄が圧迫されると歩行障害が起きてしまいます。
頚部脊柱管狭窄症
首の中にあるトンネルが細くなることで、脊髄が圧迫され、手や肩にしびれが引き起こされてしまう疾患です。
原因は生まれつきトンネルが狭い体質や加齢などがあります。症状が重い場合は手術が必要になります。
頚椎椎間関節症
椎間関節に痛みが生じる疾患です。中には肩こりだと勘違いする方も多く「肩こりだと思っていたら頚椎椎間関節症だった」という場合もあります。治療法は神経ブロック治療が有効です。
後縦靭帯骨化症
靭帯が骨に変化してしまう疾患です。中年以降の男性に多く見られ、原因は不明だと言われています(遺伝やホルモン異常が関係している説もあります)。手指のしびれや「箸が使えない」「ボタンがかけられない」などの細かい動作が難しくなる傾向が見られます。重症化すると、排尿障害や歩行障害も併発します。
重症化すると完治が難しくなるので、早期発見と早期治療が肝心です。
黄色靭帯骨化症
指定難病の一つ(指定難病68)で、脊髄の後ろにある黄色靭帯が骨になり、神経を圧迫することで足の麻痺が起こる疾患です。足のしびれや膀胱の機能低下、歩行困難がみられます。男女差はありませんが、40歳以降の方に多く見られます。
胸郭出口症候群
胸椎、肋骨、胸骨で囲われた空間を「胸郭」といいます。この胸郭の(上の)出口、すなわち鎖骨の上部の腕神経叢、鎖骨下動・静脈が、筋肉や肋骨に圧迫されることで、頸部から肩にかけてのコリ、腕のだるさ、痺れ、痛みなどをきたします。またこれらの症状には、重い物を持ったとき、腕を挙げたときなどに現れやすいという特徴があります。
肩関節周囲炎
いわゆる四十肩、五十肩のことです。肩関節の使い過ぎを主な原因として、その周囲組織に炎症・痛みを引き起こします。肩の筋肉を保護する肩峰下滑液包、関節包といった袋状の組織が炎症によって癒着を起こすと、関節の動きも制限されます。放置していると、安静にしている状態でも痛みを感じるほど悪化することがあります。
腱板損傷
棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋という肩の4つの筋肉の腱から構成される「腱板」が、外傷あるいは日常的な負担の積み重ねによって損傷している状態です。運動時の痛み、夜間の痛み、腕を挙げたときの痛みなどが見られます。また、腕に力が入らないというケースも見られます。
大きな負荷がかかったときには腱板断裂に至ることもあり、その場合は我慢できないほどの強烈な痛みに襲われます。
頚・肩・上肢の痛みに対する治療
基本的には、鎮痛剤や神経ブロック治療を中心に行います。
星状神経節ブロック,硬膜外ブロック、神経根ブロックなどの神経ブロック治療やトリガーポイント注射を複数回行うことで筋肉の緊張をやわらげ、血液の循環を回復させ、体内の老廃物が排出できたり自己治癒能力を回復させたりよう促します。
また、薬物治療も合わせて行います。薬は注射の効果を持続させるものから、痛みがひどくなった時の頓服薬まで、さまざまあります。