頭・顔面の痛み

頭が痛い・顔が痛い

このような症状でお悩みではございませんか?

このような症状でお悩みではございませんか?

  • 風に当たっただけでもピリピリとする
  • 電流が走ったように顔が突然痛む
  • 手で顔を触っただけでも痛い
  • 歯を磨く、食事などの日常の動作ができない
  • 頭が締め付けられるように痛い

頭痛の中には、脳出血や脳腫瘍のような命に関わる疾患が隠れている場合もあります。
「いきなりバットで殴られたような頭痛」が現れた時は、すぐに受診してください。

頭や顔面の痛みで考えられる疾患

当院では、片頭痛や緊張型頭痛などの慢性的な頭痛や、三叉神経痛による頭痛・顔面痛など頭や顔の痛みなどを治療対象としております。

片頭痛

ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、数時間~数日続くこともあります。吐き気を伴い、女性に多く見られる頭痛です。発生した時は暗くて騒がしくない場所で安静する必要があります。軽症のうちは市販の鎮痛剤で治ることが多いのですが、服用し過ぎると薬物乱用性頭痛になってしまうこともあるので、注意が必要です。

緊張型頭痛

身体的・精神的ストレスが原因で発症する頭痛です。肩や首の血行が収縮することで起きる頭痛なので、マッサージや入浴、運動などで改善されることもあります。肩こりを伴うことも多いです。
朝より夕方、平日より週末に現れやすく、長時間のパソコン作業などが原因で発症します。

後頭神経痛

後頭部のキリキリ・ピリピリ・ジンジンとした痛み、重い痛みが主な症状です。通常、これらの症状は数日から数週間持続します。また、後頭部と頚部のあいだを押すと、強い痛みが走ります。原因としては、頚部・頭部の筋肉や血管の異常、帯状疱疹、姿勢不良などが挙げられます。

頚原性頭痛

頸椎性の頭痛で、「長時間同じ姿勢を取り続ける」「交通事故」などが原因で、頸椎がゆがみ、その周囲にある神経も影響を受けることで発症します。中高年の場合は、加齢による頸椎の変化によって神経が刺激され、頭痛が起きる場合もあります。中には、吐き気やめまいを伴う場合もあります。

三叉神経痛

顔面の神経痛を引き起こす代表的な疾患です。三叉神経は三つに枝分かれしており、それぞれ目の上、目の下から上唇まで、下唇から顎までに分布しています。50歳以降の方に多く見られ、女性に多い傾向があります。進行すると歯磨きや食事、会話に支障をきたします。

顔面神経麻痺

顔面神経がウイルス感染によって発症する疾患です。主な症状として、「口に含んだ水がこぼれてしまう」「目を閉じることができない」などの症状が挙げられます。帯状疱疹ウイルスや中耳炎などが原因で発症することもありますが、原因不明で起きる顔面神経麻痺も少なくありません。

持続性特発性顔面痛(非定型顔面痛)

三叉神経痛と同様に、顔面の左右どちらかに痛みが生じますが、その痛みが持続的である点が異なります。持続的とは具体的に、1日2時間以上の痛みが連日、3ヵ月以上続くことを指します。鈍い痛み、疼く痛み、しつこい痛みなどと訴えられるケースが目立ちます。なお「非特定型顔面痛」は以前までの疾患名です。

抜歯後疼痛

抜歯した後に発生する痛みのことです。痛みは1~2日経過すると落ち着きますが、傷口から細菌が感染したり腫れが起きたりすることで、一週間程度まで長引くこともあります。
歯茎を切開するなどして、親知らずを抜歯した後に起こる傾向が強いです。

頭や顔面の痛みに対する治療

緊張性頭痛や片頭痛に関しては、市販の鎮痛剤で完治できることも多いのですが、薬物乱用性頭痛を引き起こしてしまうリスクもあります。
もし市販の鎮痛剤で治らない場合は、当院で抗不安薬、筋弛緩剤、漢方薬などの処方などを行います。
また、筋肉の緊張が強かったり、血液循環が悪かったりした際は、星状神経節ブロック・トリガーポイント注射・頚部硬膜外ブロック・後頭神経ブロックなどを実施します。
三叉神経痛や頸原性頭痛の場合でも、薬物療法と神経ブロック治療を一緒に行います。

顔面神経麻痺は神経ブロック注射と一緒に、ステロイドホルモンや血液循環改善薬、ビタミン剤、抗ウイルス薬の処方も併用して治療します。
抜歯後疼痛は抜歯後の様子を見て、痛みが自然と治まらない時に治療を行います。この場合でも、鎮痛剤と神経ブロック注射で痛みを緩和させます。

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